AW23 YANABA EPISODE I+ EXHIBITION 開催のお知らせ

拝啓

平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。この度、2ndコレクションとなる「EPISODE I」展を開催する運びとなりました。昨年6月にブランドを立ち上げ、ようやく皆様にご紹介できる最初のシーズンとなりました。大半の方が、初めてお目にかかる、まったくの無名ブランドです。ブランドのオフィシャルサイトにも記載していますが、ブランドフィロソフィーになります。もし共感いただけましたら、是非、改めて、オフィシャルサイトならびにSNSをご覧いただき、ご来場のきっかけとなれば幸いです。皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

敬具

DATE

2/22(wed).2/24(fri).2/27(mon).2/28(tue)

3/1(wed).3/2(thu)

LOCATION

Begin bas

107-0062 東京都港区南青山5丁目7ー17 小原流会館1F

 

【フィロソフィー】

編み物は、その土地の気候・地味・地勢など、様々な風士にあった素材や編み方で人の手によって編まれ継承されてきました。そして、風土観は時代によって異なり編み物も少しづつ変化してきました。私は、長年様々な国に赴きながら学び、日本の土地、環境や風土にあった日本固有のニットを求め、人の手によって一着ずつ大事に編み上げるセーターをつくるため「YANABA」ブランドを立ち上げました。進化と共に、近代では自動機械によって、もの凄い速度で一着のセーターが出来上がります。最近では、編む工程において、ほぼ人の手を用いらなくてもセーターが編み上がる機械が開発されました。それは、とても革新的な事でした。20世紀前半まで人の手によって編まれていたセーターは、親から子へ、子から孫へと、着られなくなったセーターを編みほどき形を変えて伝えてきました。しかし、現代では、この革新的な技術により、多様で安価なセーターが大量に生産され、食べ物を消費するように消化・廃棄され、また翌年購入するという大量消費型のサプライチェーンとなってしまいました。それは、知らず知らずに地球環境に大きな負担を強いています。環境問題が深刻化する現在において、私たちはファッションについてもう一度考える必要があるのです。小さな動力(人の手)によってつくる手編みや家庭機は、大量の商品をつくることは必要とせず必要な分だけをつくることができます。昨今の時代背景により忘れ去られていた、「手をかけて編む」が選択肢の一つになり、我々はその一助になればと思っています。

 

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